引越し見積もりに必要な荷物リストの作成

“引越しの日が決まり、自分の引越しスタイルが決定し、時間が定まり、段ボールの手配も決まったら今度は荷物リストを作成します。

ただしこれは、訪問引越し見積もりの予定の方は特に必要ではありません。訪問してもらう日を最低第3希望日くらいまでは事前に予定しておいた方がよいでしょう。この時に優柔不断な対応もNGです。しっかり訪問日を決めてから連絡しましょう。

電話やメールで引越し見積もりを希望される場合は絶対に荷物リストが必要です。各荷物のサイズ(高さ×幅×奥行き)と何個くらい必要になるかを書きとめておいて下さい。基本的に業者は荷物の量に対してトラックの種類を選び段取りします。

一口に2t車といっても一番小さいトラックと一番大きいトラックとでは倍以上も積載が違ってきます。トラックの大きさで当然基本料金も違いが出ますので、出来るだけ荷物と丁度のトラックを選ぶためにも具体的な荷物量が必要となってきます。

大物・段ボールの個数(自分が思っている倍の個数)・段ボールに入らない小物に分けてチェックしましょう。”

引越し見積もりまでに段ボールの準備はどうするか考えよう

“業者に引越し見積もりを依頼する前にすることが(考えておくこと)たくさんあります。
その一つに引越しに欠かせない段ボールについてです。引越の日が決定し、引越しスタイルも決まり、時間も決定したら引っ越し用段ボールの手配について検討しましょう。

段ボールは業者さんが無料で用意してくれると思っていませんか?そんなことはほぼあり得ないことです。
もし、無料と表示してある場合、たいがい基本料金に含まれていることが多いです。段ボールって以外に高いのですよ。
大きさによって金額が違いますが、ホームセンターなどでは1枚190円以上するのです。

なので「段ボールはこちらで用意します」と言っておけばその分安くなる事が多いです。ここで注意が必要なのは、やってはいけないことをする事です。書籍などを大きな箱に入れては、持ち運べません。また必要以上に大きな箱では壁にぶつけてしまうためNGです。

また用意したはずの段ボールが足らないという事態も発生しやすい点です。これらの事を業者は予測して引越し見積もりを高く設定する場合があります。”

引越し見積もりの依頼の前に時間を決めておきましょう

“引越し日と自分の引越しのスタイルが決まったら、当日の引越し開始時間と終了時間を決めておきましょう。
「何時スタートして何時に終了したいのか」「不動産屋に鍵を取に行く時間など、引越し業者にとって余分な時間がかからないか」「時間によって金額が変わるのか」

「自分はどうやって新居まで移動するのか、移動手段は?移動方法は?」などを、はっきり引越し見積もりの時に伝えられるようにしておきましょう。

引越業者のトラックなどに同乗しての引越しは違反となっております。もし、同乗できるという業者さんがいれば注意が必要です。

引越業者の本音は「段取りの悪いお客様は、荷づくりの段取りも悪い。従って当日はしんどいから高めに見積もろう」という考え方が多いようです。

時間の概念がしっかりしていると、段取りの良い人と言う良い印象につながり、引越し見積もりの際に安めに設定してもらえる可能性も大です。

決して偉そうぶらずにあくまで希望意見として伝えましょう。
その方が、業者から「何時までなら安くなます」といった話も聞けるかもしれません。”

引越し見積もりをする前に引越しのスタイルを決めておこう

“引越し日が決まったら、次に自分自身が引越しの手伝いをするのか、しないのかをはっきりさせて、引越し見積もりの依頼をしましょう。

「業者に頼むのだから一切手伝う気はない」「少しでも安くなるなら手伝う」「手伝う気持ちはあるけど、どの程度手伝えば良いかわからない」などの意思表示を決めておきましょう。

もちろん業者によって「手伝ってもらっても安くできないので手伝い不要」「少し安くするが手伝い不要」「手伝ってくれるなら安くする」など様々です。自分のスタイルと業者のスタイルが同じ方が当然納得のいく引越し見積価格が出ますし、当日の引越し作業もスムーズに行えると思います。

それに自分のスタイルがはっきりしているお客様だと、業者からの印象も良くなり、荷づくりに問題ないと判断されやすいため、引越し見積もりも安くなる可能性もあります。

間違っても「当日梱包や荷づくりをがんばります」と言うことは避けましょう。
これは当日までに済ませておく作業ですので注意して下さい。”

引越し見積もりの前に引越し希望日を確定しよう

“まず引越し業者が注目する点はどこでしょう?それは「このお客さんは荷物をまとめる能力があるかな」という点です。
引越し当日に、バッチリ梱包出来ているお客様もいれば、全くと言っていいほど出来ていないお客様もいます。

そこで違ってくるのが作業効率です。そして業者のやる気にも影響しますし、お客様の梱包が不十分であれば、それだけ余分に時間もかかるし手間もかかり、次のお客様の予定もずれてくることにも繋がります。

ただ引越し見積もりの段階では、荷物をまとめている訳ではないので、担当者の判断によるものと言うことになりますが、色々なやり取りの中からこのお客様は荷物をまとめる能力があるかを探ろうとするのです。

そこでもし、「段取りが悪そう」と判断されてしまうと、高めに見積もりを設定される可能性も出てきます。例え何社からの引越し見積もりを出してもらったとしても、全ての業者から「この人段取り悪そう」と思われたら、高い金額ばかりでの見積もり検討になってしまう可能性もあります。

そのため段取り良く見せるために、引越し日が何日と確定してから業者に連絡するようにしましょう。”

引越し先が遠方の場合に気を付ける事とは

“引越し先が県内など近ければよいのですが、日にちをまたぐような遠方に引越しをする場合は、それぞれ違うスタッフが作業を行うといったケースもあります。

当日、トラブルとならないように細かい作業内容がしっかり記載されているかの確認を行った方が良いでしょう。
エアコンの設置や、AV機器の配線などです。

大事なポイントに当日発生する不用品の処分についても、交渉段階で契約におり込める場合もあるので引越し見積もりの時点で確認しておきましょう。私の経験上、やはり引越し見積もりに来た営業スタッフの印象も大切なポイントだと思います。

見積もりに来るスタッフの中には「どうせ見積もりだろう」とあからさまな態度であったり表情だったり、なかには言葉に表れているスタッフもいました。引越し料金は大切ですが、こういったスタッフの仕事に対する姿勢も大切だと思います。

引越し先での電気、ガス、水道などの手配やご近所へのあいさつ回りの粗品の準備など、
細かな事が多いので手帳に書き込んで済んだものから消していくとよいと思います。”

引越し見積もり金額だけでは業者は決められません

“引越し見積もりは金額が安ければいいという訳ではありません。引越し見積もりの金額は業者によって幅広く違うのです。値引き交渉を行うこともできる引越し見積もりは、必ずしも最安値を提示しているとは限りません。

値引きをすることを見込み高めの金額設定をしているところや、目を引くよう始めから安い金額を設定している業者もあります。数も多く競争率の激しい引っ越し業者は各社いろいろと戦略を考えるのです。

また、引越し見積もりの金額だけで業者を決めてしまい、作業が雑だったり対応が悪かったりという失敗もよく聞きます。大手の引越し業者は研修を受けているため接客や作業が無駄なく行き届いています。
しかし、引越し見積もり金額は多少高めのところが多いです。

大手でなくても対応がいい引越し業者はたくさんあります。大事な荷物を引越し業者にお願いするのですから、やはり丁寧に扱ってもらいたいものです。対応が良く信頼のおける業者を選ぶことで安心して引越しができると思います。”

引越し見積もりの算出方法

“引越し見積もりの内訳は基礎運賃、実費、付帯サービスから算出されます。国土交通省により定められている基礎運賃には時間制と距離制があります。時間制とは4時間と8時間という基礎時間があり、これを超えると1時間毎に追加料金が掛かります。

距離制とは100kmを基礎距離とし、これを超えると追加料金が掛かります。100km以内の引越しでは時間制を、100kmを超える引越しでは距離制で引越し見積もりを算出しています。
実費とは実際に引越しを行う時に掛かる費用です。

作業スタッフの人件費、梱包などに使われる材料費、高速代などがあります。また、フェリーや搬入の際にレッカー車やリフト車を利用した場合にも料金が掛かります。付帯サービスは引越し本来の仕事以外で必要とされるもので利用した場合に料金が掛かります。

エアコンの取り付け・取り外し、ハウスクリーニング、家電製品の処分、車の陸送などがあります。
引越し見積もりは業者により金額が幅広く異なります。”

契約書と引越し見積もりは違います

“引越しをする時には引越し見積もりを取ると思いますが、それぞれにより異なる引越し見積もり金額の幅はとても広く、複数の業者に依頼し比較することで、引越し見積もり金額の相場が分かります。

引越し見積もりはしっかり確認をしておかないとトラブルへと繋がることがあります。引越し見積もりは実際に家に来て荷物や建物を確認してその場で算出します。すぐに引越し見積もりの返答をしなければいけない訳ではありません。

ゆっくり検討して後日返答することができます。この際に注意をしなければいけないのが、受け取った書類は確かに引越し見積もりであるかということです。引越し見積もりの依頼をしたので渡された書類は誰もが引越し見積もりだと疑わないでしょう。

しかし、実は契約書だったということもあるのです。引越し見積もりは引越しが中止になったり、違う業者に依頼することになったりしても料金が発生することはありません。しかし、契約書の場合にはキャンセル料が掛かるのです。”